在庫を抱えても欠品が続く状態から、需給・工場・原価を一体で管理する計画へ。
自動車部品、精密部品、電機・電子部品など、需要変動、多品種、段取り、複数工場が収益を左右する企業を想定しています。S&OP/IBP、需要計画、MPS・MRP・APS、製造実行、品質、原価差異を、同じ品目・拠点・時間粒度で接続します。
システム課題の前に、
経営判断のつながりが切れている箇所が見えてきます。
個々の問題をツールの不足だけで捉えると、導入後も例外とExcelが残ります。どの判断に、どの情報と責任が欠けているかを起点に変革範囲を定めます。
在庫と欠品が同時に増える
安全在庫、ロット、LT、MOQ、能力制約が更新されず、売れない品目と足りない品目が併存する。
需要予測が現場で上書きされる
統計予測、営業情報、受注残、顧客内示の使い分けと予測責任が曖昧で、Forecast Biasを管理できない。
月次S&OPが報告会になる
需要・供給・在庫・財務のシナリオと意思決定事項が揃わず、問題の共有で会議が終わる。
計画と製造実績が分断されている
MPS・MRP・APSの計画に対し、MESの着手、出来高、停止、スクラップ、仕掛がタイムリーに戻らない。
工場KPIを比較できない
OEE、良品率、段取り、停止理由の定義と収集範囲が工場ごとに違い、横展開の優先順位を決められない。
原価差異が改善へつながらない
価格差、使用量差、歩留まり差、作業時間差、操業度差に分解できず、責任点と打ち手が曖昧になる。
部門をまたぐ判断を、
一つの流れとして設計する。
データを集約するだけでなく、前工程の判断が次工程の前提になり、実績から得た知見を上流工程へ反映する循環をつくります。
受注残/内示/予測/販促
S&OP/IBP/財務シナリオ
MPS/MRP/APS/ATP
MES/段取り/OEE/WIP
QMS/SPC/不適合/系譜
原価差異/在庫/FP&A
制度・業務・データ・
システムを同時に変える。
一つの大規模案件として固定せず、相互依存を保ちながら、価値と準備度の高い領域から段階的に実装します。
S&OP/IBP運営
需要、供給、在庫、財務を統合し、例外、シナリオ、決裁事項、会議カレンダーを定義します。
計画パラメータ管理
LT、ロット、MOQ、安全在庫、歩留まり、能力、カレンダーのオーナーと更新トリガーを定義します。
工場実行・可視化
MES/MOM、QMS、WMS、設備データから、計画遵守、停止、良品、仕掛、滞留を一つの現場管理へ。
原価差異・利益管理
標準と実際の差を価格、数量、歩留まり、時間、操業度へ分け、事業・工場レビューへ接続します。
品目・拠点データ
品目、BOM、ルーティング、作業区、設備、原価センタを共通定義し、DWH・BIの正本を明確化します。
最初の約4か月で、投資判断に必要な具体性を確保します。
期間は想定例です。現状資料の整備度、対象拠点、製品数、関係部門、既存プロジェクトとの依存関係で調整します。
- 01 / DIAGNOSE0〜4週
品目×拠点でサービス、在庫、能力、計画遵守、原価差異の構造を可視化。
- 02 / DESIGN5〜10週
S&OP、計画粒度、例外、パラメータ、KPI、システム責任を設計。
- 03 / PILOT11〜18週
代表品目群・工場で需要から実績までを検証し、再現可能な実行手順にまとめます。
- 04 / SCALE19週〜
品目群・工場単位で展開し、効果レビューとパラメータ改善を月次運営へ。
成果を断定せず、
測る指標と責任を先に決める。
初期診断でベースライン、目標、測定方法、データソース、オーナー、レビュー頻度を合意します。下表は代表的な定義対象です。
| KPI候補 | 定義対象 | 主な責任 |
|---|---|---|
| Forecast Bias | 需要予測の恒常的な過大・過小傾向 | 営業/需給 |
| OTIF・Fill Rate | 納期通りかつ要求数量を充足した比率 | SCM |
| 在庫回転日数 | 原材料・仕掛・製品別の在庫日数 | SCM/財務 |
| 計画遵守率 | 計画した順序・数量・時刻で実行した比率 | 生産 |
| OEE構成要素 | 時間稼働率・性能稼働率・良品率 | 工場 |
| 原価差異 | 価格・使用量・歩留・時間・操業度の差異 | 工場/FP&A |
議論で終わらず、次の意思決定に使える成果物へ。
責任者、更新条件、使用する会議体まで定義します。
責任者、更新条件、使用する会議体まで定義します。
責任者、更新条件、使用する会議体まで定義します。
責任者、更新条件、使用する会議体まで定義します。
責任者、更新条件、使用する会議体まで定義します。
責任者、更新条件、使用する会議体まで定義します。
関連する専門領域
自社の場合、どこから設計すべきか。
完成したRFPは不要です。対象事業・工場、現在起きていること、既存プロジェクト、経営が判断したいことを伺い、最初に整理すべき論点を明確にします。