MANUFACTURING MANAGEMENT CONTROL

製造業の経営管理を、
集計業務から意思決定の仕組みへ。

売上100〜500億円規模(中心は300億円前後)のうち、特に複数事業・複数工場を持つ中堅製造業を想定し、FP&A、予算・ローリングフォーキャスト、事業・製品・工場別採算、標準原価・実際原価、在庫・投下資本をつなぎます。月次会議で数字の正しさを確認する状態から、差異の要因と打ち手を判断できる経営管理へ再設計します。

事業・製品・顧客・工場別P/Lドライバーベース計画原価差異・在庫・ROIC

MANAGEMENT CONTROL MODELDECISION READY
01企業価値・事業ポートフォリオROIC / CCC / EBITDA
02FP&A・予算・見通しBudget / Forecast / Scenario
03収益性・原価差異Product / Plant / Customer
04業務ドライバー・実績データVolume / Yield / OEE / WIP
05ERP・MES・BI・マスタActual / Standard / Master
EXECUTIVE SIGNALS

その数字の遅さは、
会計だけの問題ではない。

経営管理の停滞は、管理軸、原価ロジック、マスタ、業務プロセス、システムの不整合が重なって現れます。ExcelをBIへ置き換える前に、どの意思決定を、どの粒度・頻度・責任で行うかを定義する必要があります。

SIGNAL 01 / CLOSING

月次が締まってから、分析に着手している

連結・管理会計の数値を揃えるまでに配賦、組替、コード変換、Excel転記が連鎖し、着地見込みを議論する時間が残りません。速報値と確報値の用途も曖昧です。

関連語:早期化/フラッシュレポート/勘定・管理軸マッピング
SIGNAL 02 / PROFITABILITY

製品・顧客別の儲けを説明できない

売上総利益は見えても、物流費、段取り、特急対応、品質ロス、金型・治具、営業工数を含めた貢献利益が分からず、値決めや撤退判断に使えません。

関連語:限界利益/貢献利益/Cost-to-Serve/価格・数量・ミックス
SIGNAL 03 / COST VARIANCE

原価差異が大きいが、責任点が見えない

標準原価と実際原価の差を把握しても、材料価格差、材料消費量差、歩留まり差、労務費率差、作業時間差、操業度差へ分解できず、現場の改善につながりません。

関連語:BOM/ルーティング/作業区/配賦基準/製造間接費
SIGNAL 04 / FORECAST

予算が年一回の固定値になっている

需要、単価、為替、材料市況、稼働率、外注比率の変化が見通しへ反映されず、着地予測が部門の積み上げと経営の期待値の調整作業になります。

関連語:ローリングフォーキャスト/シナリオ/ドライバーベース計画
SIGNAL 05 / INVENTORY

在庫が利益と運転資本の両方で管理されていない

原材料、仕掛品、製品、保守部品の滞留理由が区別されず、棚卸資産評価、陳腐化引当、欠品リスク、キャッシュ・コンバージョン・サイクルが別々に議論されます。

関連語:在庫回転日数/滞留在庫/不動在庫/WIP/評価減
SIGNAL 06 / GOVERNANCE

KPIが増え続け、行動責任が曖昧

工場、営業、調達、開発が異なる数字を最適化し、OEE向上が仕掛増、売上達成が特急生産、購買単価低減がMOQ増加を招くなど、指標間のトレードオフを扱えていません。

関連語:KPIツリー/RACI/予実レビュー/S&OP/バランス指標
BOARDROOM DIAGNOSTIC次の質問に明確に答えられない項目が、設計を始める論点です。
  • 事業・製品群・工場・顧客のどの粒度で、投資・値決め・撤退を判断するか定義されていますか。
  • 標準原価差異を価格差、数量差、歩留まり差、操業度差まで分解し、改善責任者へ接続できますか。
  • 売上数量、単価、材料価格、稼働率、為替を動かした際のP/L・B/S・C/F影響を試算できますか。
  • 在庫回転、欠品、OTIF、段取り、OEEのトレードオフを同じ会議体で判断していますか。
  • 経営会議で使うKPIの定義、計算式、データソース、更新頻度、オーナーが明文化されていますか。
  • 予算差異の説明だけでなく、期末着地と対応策を反映した見通しを継続更新できていますか。
DECISION TRACEABILITY

経営判断から現場データまで、
同じ因果でつなぐ。

経営KGIを現場KPIへ単純に分解するだけではなく、意思決定、管理粒度、業務ドライバー、会計・非財務データの関係を追跡可能にします。数字が動いたときに、誰が何を変えるかまで設計します。

DECISION LAYERS
取締役会・経営会議企業価値/事業ポートフォリオ/設備投資/ROIC
事業・FP&Aレビュー予算/ローリング見通し/価格・数量・ミックス/アクション
工場・機能レビュー原価差異/生産性/品質/在庫/調達/需給
日次・週次オペレーション出来高/歩留/停止/仕掛/欠品/特急対応
TRACEABLE MANAGEMENT MODEL
INFORMATION LAYERS
KGI・価値ドライバー成長性/収益性/資本効率/キャッシュ創出
管理軸・収益モデル事業/製品/顧客/チャネル/工場/プロジェクト
原価・業務ドライバーBOM/ルーティング/工数/歩留/稼働率/ロット
データ・システムERP/MES/SFA/SCM/EPM/DWH・BI/マスタ
MANAGEMENT OUTCOME結果を報告する管理から、将来を見通し、選択肢と資源配分を更新する管理へ。
CONSULTING SCOPE

制度・業務・データ・会議を、
一体で再設計する。

管理会計制度だけ、BI画面だけを切り出しません。判断したいことから逆算し、組織の責任単位、原価・収益ロジック、計画プロセス、データとシステム、レビュー運営を接続します。

01

経営管理コンセプト

中期経営計画と企業価値から、事業ポートフォリオ、資本配賦、KGI・KPI、管理単位、意思決定カレンダーを定義します。

  • ROICツリー・価値ドライバーツリー
  • 責任会計・利益センター・コストセンター
  • 取締役会・経営会議・事業レビューの役割
02

FP&A・計画プロセス

年度予算の作業負荷を見直し、販売数量、単価、材料価格、稼働率、ヘッドカウントなどのドライバーで見通しを更新します。

  • 予算・見込・中計のモデル整合
  • ローリングフォーキャスト・シナリオ分析
  • アクション管理・予測精度・バイアス評価
03

原価・収益性管理

標準原価、実際原価、直接原価、活動基準の使い分けを整理し、差異分析と製品・顧客別採算を経営判断へ接続します。

  • 材料費・労務費・経費・製造間接費
  • 配賦基準・振替価格・副産物・連産品
  • Cost-to-Serve・価格改定・採算是正
04

データ・EPM・BI要件

会計・管理軸マッピング、品目・顧客・組織マスタ、データ粒度、計算ロジック、権限、ワークフローを要件化します。

  • ERP・MES・SCM・SFAとのデータ連携
  • EPM・予算管理・DWH・BIの役割分担
  • 指標定義・データ品質・オーナーシップ
MANAGEMENT MODEL

会議ごとに、判断・粒度・数字・責任を定義する。

以下は設計観点の例です。実際の管理モデルは、業態、受注形態、生産方式、会計方針、組織責任に合わせて設計します。

意思決定レイヤー主な判断代表的な指標・分析主なデータ運営設計
全社・取締役会事業ポートフォリオ、M&A、設備投資、資本配賦ROIC、WACCとのスプレッド、FCF、成長率、CCC連結会計、投資台帳、事業計画、リスク情報四半期・月次、投資ゲート、経営責任者
事業・FP&A着地見通し、価格、数量、コスト、資源再配分価格・数量・ミックス、限界利益、Forecast Accuracy受注・売上、需要、材料価格、為替、人員、経費月次・週次例外管理、予測オーナー
製品・顧客価格改定、継続・撤退、仕様・サービス条件貢献利益、Cost-to-Serve、品質費用、特急費品目、顧客、物流、返品、不良、営業・技術工数製品会議、アカウントレビュー、改善責任者
工場・原価生産性、内外製、設備・人員、改善テーマ歩留、OEE、操業度、材料・作業・経費差異、WIPBOM、ルーティング、実績工数、設備、品質、在庫日次・週次・月次、工場長・機能責任者
需給・在庫生産・購買・配分、在庫水準、欠品対応OTIF、在庫回転、滞留、予測バイアス、能力負荷需要、受注、MPS・MRP、供給能力、LT、ロットS&OP・需給会議、例外しきい値、決裁権限
TANGIBLE OUTPUTS

プロジェクト後も更新できる、
判断の道具を残す。

成果物は目的とフェーズに応じて選びます。帳票一覧ではなく、経営・事業・工場・ITが同じ定義で議論し、変更を管理できる粒度を重視します。

OUTPUT 01

価値ドライバー・KPIツリー

企業価値から事業・工場KPIまでの因果、計算式、先行・遅行区分、責任者、レビュー頻度を整理します。

OUTPUT 02

管理会計・原価設計書

管理単位、原価要素、配賦、標準更新、差異区分、製品・顧客別採算ロジックと利用目的を定義します。

OUTPUT 03

FP&A運営モデル

予算・見通し・シナリオ、入力責任、承認、会議カレンダー、アクション管理、予測評価の運営を設計します。

OUTPUT 04

データ・システム要件

指標辞書、データソース、マッピング、連携、粒度、品質ルール、EPM・DWH・BIの役割とロードマップを示します。

掲載方針:確認できない支援実績、成果数値、効果保証は掲載しません。効果仮説やKPI目標は、現状データと実行条件を確認した上でプロジェクト内で合意します。

ENGAGEMENT PROCESS

経営管理制度を先に固定せず、
意思決定の検証から始める。

現状診断だけ、原価論点だけ、構想策定だけから開始することも可能です。対象範囲、期間、体制は、初期仮説と利用可能なデータを踏まえて設計します。

  1. 01DIAGNOSE

    経営・管理診断

    会議体、帳票、計画、原価、マスタ、データフロー、工数、課題を可視化し、意思決定上のボトルネックを特定します。

    判断:何を変えるべきか
  2. 02DESIGN

    To-Beモデル設計

    価値ドライバー、管理軸、計画・原価ロジック、KPI、会議、役割、データ・システムの将来像を一体で描きます。

    判断:誰が何をどう判断するか
  3. 03BUILD & TRANSITION

    要件化・移行

    EPM・DWH・BI等の要件、計算検証、データ整備、並行運用、教育、会議リハーサルを進めます。

    判断:どの単位で実装するか
  4. 04EMBED

    定着・高度化

    予測精度、会議リードタイム、アクション完了、データ品質をレビューし、管理モデルを継続的に改善します。

    判断:何を見直し続けるか
QUESTIONS & ANSWERS

よくあるご質問

制度、業務、システムのどこから着手すべきか決まっていない段階でも、論点整理からご相談いただけます。

Q01BIや予算管理システムの選定前でも相談できますか。

はい。製品選定の前に、対象とする意思決定、管理粒度、計画・原価ロジック、データソース、運営責任を整理することで、機能比較を自社の要件へ変換できます。既に候補製品がある場合は、要件との適合と周辺システムへの影響を確認します。

Q02標準原価と実際原価のどちらを重視すべきですか。

利用目的により異なります。日々の改善や差異責任には標準原価、財務評価や実績把握には実際原価が必要になるなど、目的別の使い分けを設計します。標準更新頻度、差異の粒度、配賦、BOM・ルーティング品質も合わせて検討します。

Q03工場ごとに原価計算や管理軸が違っても進められますか。

進められます。各工場の生産方式、製品特性、設備・工程、現行ルールを確認し、全社共通にすべき定義と、合理的に残す工場固有要件を分けます。単純統一ではなく、比較可能性と現場の管理有用性の両立を設計します。

Q04経理だけでなく、営業・生産・調達も参加が必要ですか。

原価、収益性、予測、在庫を意思決定へ使うには、業務ドライバーとデータを持つ部門の参加が重要です。すべての会議へ常時参加させるのではなく、論点ごとの決定権、情報提供、レビュー責任をRACIで明確にします。

Q05最初にどの資料を準備すればよいですか。

経営会議・事業会議の主要帳票、予算・見通しの様式、原価計算概要、組織図、主要システム構成があれば理解が早まります。ただし、資料が揃っていなくても、困っている判断と集計・調整作業の流れを伺うところから開始できます。

START WITH A MANAGEMENT QUESTION

いまの数字で、
次の打ち手を決められますか。

原価の差異、事業採算、予算・見通し、在庫・ROICなど、入口が一つでも構いません。経営が判断したいことと現状のデータから、優先して設計すべき論点を整理します。

経営管理・原価の課題を相談する検討範囲やシステム製品が未定でもご相談いただけます。
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