設備データを集めるだけで終わらせず、
生産判断が変わるMES・MOMへ。
複数工場で異なる工程、設備、帳票、KPIを、現場の強みを失わずに接続する。VERSIONはISA-95/IEC 62264の考え方を参照し、ERPからMES/MOM、QMS、EAM、WMS、SCADA・PLCまでの責任境界と情報交換を設計します。
個別のシステム課題だけではありません。
経営・業務・データ・システムを横断して原因を整理します。
生産実績が翌日以降にしか見えない
紙、Excel、設備ログ、既存MESからの集計に時間がかかり、遅延や仕掛増加を日中に是正できない。
実績収集/WIP/ディスパッチOEEを工場間で比較できない
稼働時間、計画停止、チョコ停、段取り、速度損失の定義が拠点ごとに違い、設備総合効率が改善行動につながらない。
OEE/停止理由/ロス構造トレーサビリティ調査が人海戦術になる
原材料ロット、工程条件、設備、作業者、検査結果、出荷先の系譜が分断し、影響範囲の特定に時間がかかる。
Genealogy/As-built/シリアル品質データと生産データが分断されている
QMSやLIMSの検査結果、不適合、SPC、是正処置が製造条件と結び付かず、再発防止の分析に使えない。
FPY/SPC/CAPA保全が故障後対応に偏る
設備台帳、点検、故障、予備品、稼働データがEAM/CMMSと現場で分かれ、計画保全と生産計画を調整できない。
MTBF/MTTR/予防保全設備接続が個別開発の連続になる
PLC、DCS、SCADA、Historian、IoTゲートウェイの接続方式と責任が曖昧で、工場追加のたびに同じ設計を繰り返す。
OPC UA/Edge/OTネットワーク判断、情報、システムの責任境界をつくる。
一つの製品にすべてを詰め込まず、各階層が担う判断と受け渡す情報を明確にします。
経営・事業計画
S&OP、納期遵守、製造原価、在庫、設備投資の判断
ERP・計画
生産指図、MPS・MRP、品目・BOM、在庫移動、原価実績
MES/MOM
詳細計画、ディスパッチ、作業指示、WIP、実績、Genealogy
QMS・EAM・WMS
品質判定、設備保全、構内物流、資材払出、完成品受入
SCADA・PLC・DCS
設備状態、工程値、アラーム、制御、Historian、Edge収集
構想策定から、実行中のプロジェクトの立て直しまで対応します。
経営成果との接続を保ち、現在地と期限に応じて必要な支援範囲を組み立てます。
現状診断・工場アセスメント
工程、帳票、システム、設備接続、KPI、組織、OTリスクを工場横断で可視化します。
KPI・ユースケース設計
OEE、FPY、仕掛、リードタイム、停止、段取り、エネルギーを意思決定と改善活動に結び付けます。
ISA-95機能配置
ERP、MES/MOM、QMS、EAM、WMS、SCADAの活動・データ・責任境界を定義します。
製造データモデル
品目、工程、設備、作業者、製造指図、ロット、実績、品質結果の共通モデルを設計します。
テンプレート・展開設計
全社標準、工場固有、設備固有を分け、モデル工場から横展開する際の導入段階と受入条件を定めます。
OTセキュリティ・運用
ISA/IEC 62443の考え方も参照し、Zone & Conduit、リモート保守、変更・パッチ・バックアップを整理します。
会議で見るだけの資料ではなく、判断と実行に使い続けられる成果物を提供します。
工程、設備、帳票、データ、システム、組織、課題の関係を一枚に整理。
ISA-95活動モデルを踏まえ、ERP・Level 3・制御層の責任とインターフェースを定義。
OEE、停止、良品、不適合、WIP、ロット系譜の粒度、タイミング、責任者を明確化。
ユースケース、非機能、設備接続、現場の使いやすさ(UX)、ベンダー評価、受入条件を構造化。
工場類型、設備制約、価値、リスク、教育、移行時の操業停止条件を踏まえた段階展開計画。
掲載方針:確認できない支援実績、改善率、効果保証は掲載しません。目標値は現状データ、対象範囲、実行条件を確認した上で個別に合意します。
最初に答えるべき6つの質問。
- Q01
MES導入で変えたい経営・工場KPIは定義されていますか。
- Q02
ERP、MES、QMS、EAM、WMSのどこが各データのSystem of Recordですか。
- Q03
OEE、停止理由、良品・不良の定義は工場間で比較できますか。
- Q04
原材料から出荷先までロット/シリアルの系譜を追跡できますか。
- Q05
モデル工場の例外を、全社標準へ戻す判断基準がありますか。
- Q06
設備接続とOTセキュリティを継続運用する責任者が決まっていますか。
関係者の会話を揃える主要用語。
用語を並べることが目的ではなく、何を誰が管理し、どの意思決定に使うかを明確にします。
- MES
- Manufacturing Execution System。製造指図に基づく現場実行と実績を管理。
- MOM
- Manufacturing Operations Management。生産・品質・保全・在庫など製造運営を横断。
- ISA-95
- 事業計画・物流機能と製造オペレーション/制御機能間の活動・情報交換を整理する標準群。対応する国際規格はIEC 62264。
- OEE
- 設備総合効率。時間稼働率・性能稼働率・良品率の損失構造を捉える指標。
- WIP
- Work in Process。工程内の仕掛品とその状態。
- Genealogy
- 原材料、工程、設備、作業、品質、完成品の製造系譜。
- FPY
- First Pass Yield。手直しなしで一回合格した割合。
- Historian
- 時系列のプロセス・設備データを高頻度で保存する基盤。
- EAM/CMMS
- 設備資産、保全計画、作業、故障、予備品を管理する仕組み。
- Zone & Conduit
- OT資産をゾーンに分け、通信経路を制御するセキュリティ設計。
診断から定着まで、4つの意思決定を積み重ねる。
- 01 / DIAGNOSE
診断・論点設定
経営課題、現状業務、データ、システム、制約、期限を俯瞰します。
何を変えるか - 02 / DESIGN
将来像・要件設計
組織運営モデル、データ、アーキテクチャ、KPI、責任を一体で描きます。
どの状態を目指すか - 03 / DELIVER
選定・導入推進
RFP、要件、移行、品質、課題、意思決定を横断して推進します。
どう安全に実装するか - 04 / EMBED
定着・効果実現
会議体、オーナー、教育、KPI、改善バックログを運営へ移します。
どう成果を定着させ、継続するか
よくあるご質問
Q01MES製品が決まっていなくても相談できますか。
はい。製品比較の前に、対象工程、価値、機能配置、データ、設備接続、展開単位を整理できます。
Q02一つの工場だけから始められますか。
可能です。モデル工場で検証する場合も、全社標準と工場固有の境界、横展開時に再利用する成果物を先に定義します。
Q03PLCや設備制御の実装も対象ですか。
主に経営・業務・データ・アーキテクチャ・要件・推進を支援します。制御実装は専門事業者との責任分担を明確にします。
Q04既存MESの更新と新規導入の両方に対応できますか。
どちらも対象です。現行資産の継続利用、段階移行、並行稼働、工場停止制約を含めて移行シナリオを比較します。
Q05構想段階で何を準備すればよいですか。
工場一覧、主要工程、既存システム、困っているKPI、更新期限が分かる範囲で十分です。
工場の実行系を、経営・計画・原価へ戻す。
テーマが整理されていない段階でも構いません。現在の状況、制約、期限を伺い、次に決めるべき論点を整理します。