受注後に原価と納期が崩れる状態から、設計・調達・生産を一体で判断できる状態へ。
産業機械、設備、装置など、顧客仕様への対応と設計変更が収益を左右する企業を想定しています。引合・見積、E-BOM/M-BOM、ECR/ECO/ECN、長納期部材、進捗、案件原価を、同じ案件・構成・版数で追跡できる状態を設計します。
システム課題の前に、
経営判断のつながりが切れている箇所が見えてきます。
個々の問題をツールの不足だけで捉えると、導入後も例外とExcelが残ります。どの判断に、どの情報と責任が欠けているかを起点に変革範囲を定めます。
見積原価が経験依存
過去類似案件、標準モジュール、設計工数、外注費を再利用できず、受注判断の前提が人によって変わる。
設計変更の影響が追えない
ECR/ECO/ECNと図面、BOM、調達、仕掛、検査、据付の関係が切れ、適用日・ロットを判断できない。
長納期品が後から判明
引合段階の暫定BOMと調達リードタイムが連動せず、受注後に納期リスクと特急費が顕在化する。
案件原価が完成後に確定
設計、調達、生産、据付の進捗と発生原価が別管理で、完成時点まで着地を予測できない。
個別最適な品番が増殖
標準モジュールと個別仕様の境界が曖昧で、部品・図面・工程の流用率が上がらない。
納期回答が部門調整になる
設計能力、材料、外注、生産負荷、据付要員を横断したCTPがなく、回答根拠を説明できない。
部門をまたぐ判断を、
一つの流れとして設計する。
データを集約するだけでなく、前工程の判断が次工程の前提になり、実績から得た知見を上流工程へ反映する循環をつくります。
顧客要求/仕様差分/過去類似
構成/工数/外注/リスク
E-BOM/ECR・ECO・ECN
M-BOM/BOP/長納期部材
購買/製造/検査/据付
EAC/案件利益/標準へ還流
制度・業務・データ・
システムを同時に変える。
一つの大規模案件として固定せず、相互依存を保ちながら、価値と準備度の高い領域から段階的に実装します。
構成・版数ガバナンス
E-BOM、M-BOM、BOP、150% BOM、Effectivityの管理責任と変換ルールを定義します。
設計変更マネジメント
変更要求、影響分析、承認、切替、在庫・仕掛処置、ERP・MES反映をEnd-to-Endで設計します。
案件原価・見通し
見積、予算、実績、EACを同じWBS・案件・構成で管理し、差異の原因と残作業を更新します。
納期回答・能力計画
設計、調達、生産、外注、据付の制約を可視化し、ATP/CTPと例外判断を定義します。
デジタルスレッド
CAD・PDM/PLM、ERP、MES、QMS、DWH間の情報交換、正本、履歴、データ品質を設計します。
最初の約4か月で、投資判断に必要な具体性を確保します。
期間は想定例です。現状資料の整備度、対象拠点、製品数、関係部門、既存プロジェクトとの依存関係で調整します。
- 01 / DIAGNOSE0〜4週
案件別に情報の分断箇所、手戻り、納期遅延、原価差異の発生構造を可視化。
- 02 / DESIGN5〜10週
To-Be業務、BOM・変更・案件原価モデル、責任、KPI、システム境界を設計。
- 03 / VALIDATE11〜16週
代表案件で将来プロセスとデータモデルを検証し、投資対効果と実装順序を決定。
- 04 / DELIVER17週〜
マスタ整備、業務移行、PLM・ERP・MES連携、教育、効果レビューを段階展開。
成果を断定せず、
測る指標と責任を先に決める。
初期診断でベースライン、目標、測定方法、データソース、オーナー、レビュー頻度を合意します。下表は代表的な定義対象です。
| KPI候補 | 定義対象 | 主な責任 |
|---|---|---|
| 見積リードタイム | 引合受付から承認済み見積まで | 営業/設計 |
| 設計変更影響判定時間 | 変更要求から影響範囲確定まで | 設計/生産技術 |
| 設計流用率 | 標準・既存構成を再利用した部品/構成比率 | 設計 |
| 案件着地予測精度 | EACと最終実績の差異 | PM/FP&A |
| 長納期品の早期捕捉率 | 受注前後の所定ゲートまでに特定した比率 | 調達 |
| OTIF | 約束納期通りに完納した案件比率 | 事業/生産 |
議論で終わらず、次の意思決定に使える成果物へ。
責任者、更新条件、使用する会議体まで定義します。
責任者、更新条件、使用する会議体まで定義します。
責任者、更新条件、使用する会議体まで定義します。
責任者、更新条件、使用する会議体まで定義します。
責任者、更新条件、使用する会議体まで定義します。
責任者、更新条件、使用する会議体まで定義します。
関連する専門領域
自社の場合、どこから設計すべきか。
完成したRFPは不要です。対象事業・工場、現在起きていること、既存プロジェクト、経営が判断したいことを伺い、最初に整理すべき論点を明確にします。