止められない工場を、
止めずに守り、戻せる状態へ。
工場のOT環境では、安全・可用性・品質・長い設備ライフサイクルを保ちながら対策を進める必要があります。VERSIONは資産、接続、重要度、脆弱性、代替操業、復旧を経営リスクへ翻訳し、ISA/IEC 62443などを参照した現実的なロードマップを設計します。
個別のシステム課題だけではありません。
経営・業務・データ・システムを横断して原因を整理します。
接続されているOT資産を把握できない
PLC、DCS、SCADA、HMI、Historian、産業PC、IoTゲートウェイ、保守端末の台帳と通信関係が最新でない。
Asset Inventory/Communication Map古いOS・設備を止めて更新できない
EOL/EOS機器やパッチ未適用端末が残る一方、停止、品質再認定、ベンダー保証の制約から単純な更新ができない。
Compensating Control/EOLベンダー遠隔保守の経路が増える
VPN、リモートデスクトップ、モデム、持込PC、共通IDが混在し、いつ誰がどの設備へ接続したか追跡できない。
MFA/Jump Server/Session LogITとOTの境界が曖昧になる
MES、クラウド、データ収集、保全接続の拡大で、Industrial DMZ、許可通信、責任、監視、変更承認が後追いになる。
IDMZ/Allowlist/Zoneインシデント時の操業判断が決まっていない
検知後にどの設備・ラインを隔離し、手動・代替操業へ切り替え、誰が停止・再開を判断するか訓練されていない。
IR Playbook/BCP/Safetyバックアップが復旧可能か分からない
設定、レシピ、PLCロジック、HMI、サーバー、ライセンス、Golden Imageはあるが、復元手順とRTO/RPOを実機で確認していない。
Restore Test/Golden Image/RTO判断、情報、システムの責任境界をつくる。
一つの製品にすべてを詰め込まず、各階層が担う判断と受け渡す情報を明確にします。
経営・工場ガバナンス
重要操業、停止影響、安全、品質、規制、リスク許容度、責任、投資判断
資産・接続・重要度
OT資産台帳、通信、データフロー、EOL/EOS、ベンダー、脆弱性、Criticality
Zone & Conduit・アクセス
Industrial DMZ、Allowlist、MFA、Jump Server、USB、保守、変更管理
監視・隔離・対応
Passive Monitoring、ログ、アラート、連絡網、封じ込め、フォレンジック、操業判断
復旧・代替操業
Backup、Golden Image、Restore Test、代替手順、RTO/RPO、再稼働判定
構想策定から、実行中のプロジェクトの立て直しまで対応します。
経営成果との接続を保ち、現在地と期限に応じて必要な支援範囲を組み立てます。
OTセキュリティ現状診断
経営、工場、設備、制御、IT、保全のヒアリングと証跡から、資産・接続・運用・復旧の課題を構造化します。
資産・通信・重要度モデル
設備停止影響、安全・品質、代替可否を踏まえ、資産台帳、通信マップ、Criticalityを整備します。
Zone & Conduit設計
ISA/IEC 62443の考え方を参照し、IT/OT境界、セル/エリア、IDMZ、許可通信と段階分離を設計します。
ID・リモート保守統制
共有アカウント、MFA、特権、Jump Server、ベンダー接続、持込端末、USB、セッション記録を整理します。
インシデント・BCP設計
検知、連絡、隔離、停止、代替操業、復旧、再開判定を工場シナリオとして具体化し、机上演習(Tabletop Exercise)を設計します。
改善ロードマップ・PMO
停止制約、設備更新、投資、リスク低減、短期間で実行できる改善策を踏まえ、複数年度・複数工場の段階展開計画を策定します。
会議で見るだけの資料ではなく、判断と実行に使い続けられる成果物を提供します。
資産、OS/Firmware、所有者、接続、Criticality、EOL/EOS、保守ベンダーを整理。
現状と将来のセグメント、IDMZ、許可通信、リモート経路、監視点を可視化。
停止影響、安全・品質、脅威、脆弱性、既存統制、残存リスク、対策責任を構造化。
検知から隔離、代替操業、復元、検証、再稼働までの判断者・証跡・連絡を定義。
緊急度、停止制約、更新時期、投資、標準化、教育、演習を踏まえた段階計画。
掲載方針:確認できない支援実績、改善率、効果保証は掲載しません。目標値は現状データ、対象範囲、実行条件を確認した上で個別に合意します。
最初に答えるべき6つの質問。
- Q01
重要設備を含むOT資産と接続関係を最新の状態で把握できますか。
- Q02
EOL/EOS機器を更新できない場合の代替統制が定義されていますか。
- Q03
ベンダー遠隔保守は個人識別、MFA、時間制限、操作記録ができますか。
- Q04
感染疑い時に隔離するZoneと、停止・継続を判断する責任者が決まっていますか。
- Q05
PLCロジック、レシピ、HMI、サーバーをRTO内に復元するテストを実施していますか。
- Q06
一工場の対策を全社標準へ展開し、例外を承認する会議体がありますか。
関係者の会話を揃える主要用語。
用語を並べることが目的ではなく、何を誰が管理し、どの意思決定に使うかを明確にします。
- OT
- Operational Technology。設備・工程を監視・制御し、物理プロセスへ影響する技術。
- IACS
- Industrial Automation and Control Systems。産業用オートメーション・制御システム。
- ISA/IEC 62443
- IACSのセキュリティをライフサイクルと役割横断で扱う標準群。
- Zone & Conduit
- 同等のセキュリティ要件を持つ資産群と、ゾーン間の管理された通信経路。
- Industrial DMZ
- 企業ITと制御ネットワーク間で通信・サービスを仲介する境界領域。
- Passive Monitoring
- 制御通信へ影響を与えにくい受動的な可視化・監視方法。
- Compensating Control
- 直接対策できない制約下でリスクを補う代替統制。
- Golden Image
- 復旧に使う検証済みOS・アプリ・設定等の基準イメージ。
- RTO/RPO
- 復旧目標時間/許容可能なデータ損失時点。
- Cyber Resilience
- 攻撃や障害があっても重要機能を継続・回復する能力。
診断から定着まで、4つの意思決定を積み重ねる。
- 01 / DIAGNOSE
診断・論点設定
経営課題、現状業務、データ、システム、制約、期限を俯瞰します。
何を変えるか - 02 / DESIGN
将来像・要件設計
組織運営モデル、データ、アーキテクチャ、KPI、責任を一体で描きます。
どの状態を目指すか - 03 / DELIVER
選定・導入推進
RFP、要件、移行、品質、課題、意思決定を横断して推進します。
どう安全に実装するか - 04 / EMBED
定着・効果実現
会議体、オーナー、教育、KPI、改善バックログを運営へ移します。
どう成果を定着させ、継続するか
よくあるご質問
Q01工場を止めずに診断できますか。
ヒアリング、資料、設定、受動的な情報収集を中心に、操業影響を避ける手順と対象を工場側と合意して進めます。
Q02脆弱性診断や侵入テストも実施しますか。
対象や操業リスクにより専門事業者との分担が必要です。VERSIONは経営リスク、範囲、判断基準、優先順位、改善計画を中心に設計します。
Q03ISA/IEC 62443への認証取得支援ですか。
このページでは認証取得を保証するものではありません。標準の考え方を参照し、企業・工場固有のリスクと運用へ適用します。
Q04一つの工場から始められますか。
可能です。パイロット工場で診断・対策・復旧演習を行う場合も、全社標準と工場固有の例外を分け、他工場へ展開できる状態にします。
Q05IT部門だけで進められますか。
開始はできますが、設備、制御、保全、安全、品質、工場経営の判断が不可欠なため、関係者と役割を段階的に整えます。
防ぐだけでなく、検知・隔離・操業継続・復旧まで。
テーマが整理されていない段階でも構いません。現在の状況、制約、期限を伺い、次に決めるべき論点を整理します。